into the blue

将来の夢はキリン

喜色満面

色々たっぷりと語りたい話はあるが、書かないことにした。そう決める日もある。書くと文字として残るけれど、書かないからこそ残ることもあるよなと私は思う。

 

久しぶりにむちゃくちゃ泣いた。泣こうとしたわけではない。何かに泣かされたわけでもない。私は通常、泣く前に「あ、泣くな……」と感じる時間があるけれど今回は無かった。急に泣いた。その割にむちゃくちゃ長い時間泣いた。

過去の経験から、泣いた日にそのまま寝たら翌朝目が腫れるからきちんと冷やした。腫れはしなかったがめちゃくちゃ痛くて、気持ち的にはかなり腫れていた。二重幅はぐちゃっとなっていた。

泣いて良かったかどうかは分からないけれど、その日を境に少し景色が変わった気はする。

 

 

A氏とのことを少し話す。

年齢差がある割に、上下逆じゃないかと言われることが多くあった。私はただ否定するだけだったし、むしろ褒められた時は喜ぶこともあったが、A氏にとっては嫌だったのではないかと思う。あからさまに不機嫌にはならずとも、いつも微妙な顔をしていた。

そのことについて、理由がハッキリと分かった。育った環境が全く違うからだった。驚くことに、それが理由だと自分でも今まで認識していなかった。

同じ親から生まれたというだけで、同じような環境で育ったと思われがちだが、実は大きく違う。ということが、一緒に話しながらハッキリしたのだった。

 

漫画『ミステリと言う勿れ』の中で、ライカが「人は育てられたように育つからな」(ニュアンス)と言う。漫画では、ライカに侮辱発言をした相手に対する皮肉としてこの言葉が使われているが、良くも悪くもこの通りだよなと思う。

私は私の育った環境により今のように育ったし、A氏はA氏でそうなのだ。その環境が違うということをきちんと理解しておくべきだ。

今度上下逆だと言われたら、自分からはきちんと説明ができる。私が優れているわけではなく、A氏が劣っているわけでもない。環境に依るものである、と。

 

だからこそ分かり合えないことも多い。

それもあってか、私はA氏を家族というよりは他人として見ている節がある。A氏からはまた違う見方をされているとは思うけれど。まあ、他人にしては似すぎているが。

昔から抱えていた問題(問題?と言うと大袈裟だけども)の理由がハッキリして、良かった。

 

 

 

バレンタインは、おおむね成功した。当日会えなかった人もいたが、まあ遅くてもいいでしょう、ということにする。あげた人たちが喜んでくれていて何より。仕事が暇だったのでもらったお菓子を途中で食べて楽しかったし、なんだかんだいい日。

 

 

今の自分をしっかり見つめよう。あーー、自省録、買おうかな……。明日本屋に行きたい。