最近、直属の上司が異動になり転勤していった。もう今の事務所にはいないのに、スピリットだけはまだここにあって、いないのにいるのにいない……ので、奇妙な感覚がある。未だに皆で上司の話をするからそう感じるのだろう。
その上司が以前、「感情は一旦取り出して家に置いてから会社に来るのよ」と言っていて、これは私の中でかなり好きな言葉の一つになった。
上司は、仕事中の機嫌の良し悪しがほとんど無かった。イライラとかワタワタとかせずに常に淡々としている。感情的に仕事をするのと、淡々と仕事をすることのどっちが良いとかはないんだけど、上司として接しやすいのは圧倒的に後者なのでとても有り難かった。
そんな思い出話。今回は寂しいとかではなく、感謝の気持ちとオモロい人だったなぁの気持ちがある。ジブリの映画に詳しくないと言いながら、たまにジブリのネタを挟んでくる人だった。私も全然詳しくないのになぜか分かるので、その互いの感じが良かった。
なんだか初日はしんみりと。
