into the blue

将来の夢はキリン

読んだ本の話をする前に

タイトル通り、読んだ本の記録をしようと思っているわけですが、そんな所でこちらの記事を読んだ。

yashio.hatenablog.com

なるほどそういう心理状態もあるのか、と納得させられる内容だった。つい先日職場で類似したことがあったので、あれは簡単に首肯しそうな私に言うことで後ろめたさを無意識に解消しようとしていたのかも……?と思えた。本人がどこまで考えているかはさておき。あの時、分かりませんという態度を貫いて良かった〜!(ピース!)

本の問題については、以前朝井リョウ氏がラジオで話していたのを聞いてから気にするようになった(関係ないのに急に名前出してすみません)。私はそもそも作家の方に直接作品の感想を伝えたことも伝えようとしたこともないので、この話を想像したこともなかった。そりゃ面と向かって「あなたに対価は払っていないのですが、この本は面白い/面白くないです!」と言われたらそれ以上取り合う気を失くすと思う。それはそう。読者がつい言っちゃう気持ちもわからなくはないが、作家視点なら普通に嫌だよなぁと理解できる。

 

さて、そこで、このブログなどの“作家に直接言うわけではないが、検索すれば作家も見ることができる場所”での振る舞いをどうするべきか、という問題が浮上する。「別に誰も見てないんだからどちらでもいいんじゃないの?」というのが簡単に出せる結論なんだけど、本当にそれでいいのだろうか?と。

この辺りは、作家の方々も意見が分かれるんじゃないかと勝手に思っている。「わざわざ自分が検索して見ているのだからそこは目を瞑る」とか「対価を払わないのに偉そうに感想語るなよ」とか様々だろうなぁという推測。

私の方針としては、やはり、どうやって入手したかを書かない方が上品かなと思うので、控えるようにしていきたい。(こんなこと言いつつこないだ書いちゃったんだけどもね……。すみません……。)

 

こういうのって、「言っちゃダメです!」とするのも野暮というか。各々の思いやりの問題だよね。でもやっぱり後ろめたいというのが確かにあるなと思うのは、私が「好きな作家さんです!」と言い切れる人たちっていうのは、私がちゃんと対価を払って本を買って読んだ人たちなんだよね。対価を払っていることで堂々とできるというのはあると思う。本だけでなく、何にせよの話ではあるが。

生きていると堂々と出来ないようなことも仕方なく増えていくけれど、自分で選べる場面では堂々とできる方を選択できたら、それは素敵な生き方だよなと。

 

読んだ本の記録はまた今度書く予定〜。