into the blue

将来の夢はキリン

青春が削られている

情勢が良くなってきたことと単純に暑くて呼吸がしづらいことが増えたので、マスクを外すシーンが多くなってきたなと思っていたら、同僚の家族に感染者が出たと聞いた。周りでもじわじわとまた増えているっぽい。

お子さんなので夏休みで学校が休みだし、学業に影響が出づらくていまの時期でまだ良かったのかなぁと、励ますつもりで声をかけたら「全然良くないね。明後日のお祭りに行くつもりで浴衣も買ってたし。青春が削られている」と言われた。確かに全然良くはないよな。軽率な発言をしてすみません……という気持ち。

 

コロナ禍真っ最中にも言われていたことだが、青春の時期が削られていくことは、大人が想像するよりもかなり苦しいのかもしれないと思いを馳せた。でもこないだYOUさんが「20代後半のいい時期をコロナで潰されたのって辛いよね」みたいなことを言われていて、いつの時期であれ思い通りに動けない情勢というのは苦しいものなのかなとも思った。年齢によって比べるものではなく、それぞれの苦しみはあるのだろうな。

私はというと、コロナ禍に突入した頃から他の意味合いで人生が大きく転がって本当に大変だったので、それどころではなかったというのが正直なところかもしれない。でも後半は自分の辛さにしっかり向き合うことができたので、コロナ禍で良かったとすら思っていた。「はっちゃけて忘れよう!」ではなく、「自分に向き合って、これまでのことをゆっくり理解していこう」という風に過ごせたのは大きな財産だ。

 

今回の情勢については様々な向き合い方があり、それもまた人生なのだなあと大雑把なまとめをして終わる。