into the blue

将来の夢はキリン

矛盾することを求められている

キンプる(King & Princeの冠番組)を観ていて、「アイドルって矛盾したことを求められているのだよな」と改めて感じた話。

番組内で、付き合っていない相手をデートに誘う時のメールの文面を競っていた。司会者から「今までに誘ったことがあるから慣れているでしょう?」みたいなニュアンスで質問された時に、神宮寺くんが「無いっすよ!!」とハッキリ否定していたのがとても気持ちよくて好きだった。こういう場面、アイドルなんだから無いですときっぱり言い切っていいはずなんだけれど、こんなにハッキリと否定する人って少ない気がする。

 

ここで我々(我々?)の矛盾した感情に気付く。恋愛している様子は見せてほしくない(=上記のような質問は否定してほしい)のに、デートお誘いのメールの文面は素敵であってほしい(=恋愛相手として魅力的であってほしい)のである。

この世には様々なアイドルとそのファンがいて、全員がそうとは決して言わないけれど、大枠の仕組みとしてはこうなんじゃないか?と思ったわけなのよ。アイドル、大変な立場だなって。

まあ、矛盾するからこそ、それが理想とされるわけなんだろうが。

 

自分が矛盾を受け入れてそれを目指すのはいいけれど、他人に矛盾した理想を押し付けないようにしたいなあと思った。でもそれも綺麗ごとなんだろうな。むずかしい。