まだ何も書けないでいる

朝井リョウ著『正欲』読んだ。読んでいる最中は色々と思うことや言いたいことがあったはずなのに、読み終わった途端に何も言えなくなった。急に終わる作りになっているので、考えがまとまる前にいきなり終わってしまったという感覚が近い気がする。

この本の内容じゃないけど、インタビューすごく良かった。

→ 人の目も常識も変わる。言葉を身体で感じた瞬間

性的嗜好の話なのに、結果としては性的欲求など何も関係のない、人間の精神的な繋がりの話になっていたと感じた。この人はもしかしてとても誠実なのかもしれない、と朝井リョウに対して初めて思った。

読後のこの何とも言えなさを、まだ言葉に出来ないでいる。