into the blue

将来の夢はキリン

会話劇が好きだという気付き

ドラマ『いちばん好きな花』を観ている。なんだかんだで今期のドラマで一番楽しみにしている。TVerで更新されてすぐ観ようと思うドラマ。他も観ているものはあるが、それらは家族団欒の一環としてという感じだ。

 

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この動画でおふたりが「このドラマをどうやって他人に説明するか」という議論をされていた。結論は「コメディとして勧める」で、なるほどそうだなと思った。ガハハと爆笑するわけではないけれど、フフッと吹き出してしまうシーンは多い。

そこで私も考えてみた。このドラマは何なのか。一言で言うなら“会話劇”かなと思った。会話やその行間が物語の主軸として捉えられる作品。『カルテット』も『大豆田とわこと三人の元夫』も『初恋の悪魔』もそうだ。全部、坂元裕二やんけ~~と言われればそれはそう。『いちばん好きな花』の脚本家の生方さんも坂元裕二作品を参考にされているようだし、本当にそりゃそう。

説明ゼリフとか、作者側の恣意的なセリフとかはどうでもいいなと思っちゃうことが多い。好きな作品、上記とはちょっと違うけど『SPEC』なんかもそうだ。会話が面白い。それ以外が派手だから一緒にするのは違うけど。

 

『カルテット』の「唐揚げにレモンをかけるかかけないか」の話とか本当に好きだものな~~。『大豆田~』の、とわことかごめちゃんの最後の会話とかさ、もう。このシーンは会話の中身じゃなくて空気感の全部ひっくるめて大好き。

ちなみに別にどうでもいいと思うけれど、私も“唐揚げにレモンなんてかけてくれるな派”なのでよろしくどうぞ。好きなタイミングで好きな個数にだけかけるから放っておいてほしいんだよ。「唐揚げがきたらレモンをすぐかけるのが気の利く人」っていう職場での暗黙の了解が、申し訳ないけれど理解できなかったんだよな。

 

なんか脱線したけれど、結論としては好きなドラマは会話劇だということに気付いた。恋愛ドラマもお仕事ドラマもいいけれど、こういう会話が楽しいだけのドラマがもっと増えることを願っている。