into the blue

将来の夢はキリン

同じように遠ざけて同じように近付ける

映画『法廷遊戯』を観た。という話は前も書いたね。

映画の主題歌はKing&Princeの『愛(いと)し生きること』という楽曲なのだが、この曲がね、いいのよ……。

誰かを愛し生きて行くことは

違う誰かを遠ざけること

特にこの歌詞が刺さった。

私は基本的には誰とでも等距離でありたい人間で、それは誰ともあまり近付きすぎないために取っていたスタンスなのだが、裏を返せば誰とでも同じくらい近付くということでもあるのだなと気付いた。私の意識内では全員と同じくらい遠くにいるイメージだったが、外から見たら全員と同じくらい近いじゃんということだったのだと思う。起こっている現象はひとつでも、人によって見方は様々であるということだ。

 

特に、私と特別に近い立場の人間から見るとこの印象は顕著になるのだと思う。「俺が一番近いはずなのに、そんなに親しくなさそうなAさんも同じくらいの距離にいるの何で???」という風になるのだろう。今この文章を書きながら初めて客観的に理解できた。なるほどね。そりゃあよく知らん人も同じくらいの距離にいたらびっくりするわな。

そんなわけで「違う誰かを遠ざける」ことが苦手なので、やはり結婚も恋愛もそんなに向いていないですわな~~~と思う。誰かを大切にしたいならば誰かを遠ざけるということが必要になるのねという学び。

これが自然とできる人は真の意味で人付き合いがうまいのだろうね。確かに振り返ってみると、みんなと仲が良いタイプの人って結婚やら恋愛やらの2人組を作るのはあまり得意でないように見える。みんなと仲が良いからモテるだろうにね。嫌味かって?嫌味です。でも私もどちらかというとこちらのマインドに近いのでやんなっちゃうわね~~~も~~~という感じ。

まあ、これはこれで楽しいので今のところは良し。